II~7本の剣の守り手~
危機一髪で研究所を脱出したソラたちは、新たな剣の守り手であるブロック大佐を迎えて、残る3人の剣の守り手の探索を続けていた。
ホワイトにガイアの人間だと知られた事実を仲間に言えずにいたソラは、悩んだ末ティーグレに全てを打ち明ける。
ホワイトは予言の成就を阻止するために、7人の剣の守り手だけではなくソラにも刺客を送り込んだ。
研究所が閉鎖された惑星エリュシオンでは、大きな変化が訪れていた。連邦軍や公安警察で大規模な人事異動が発令され、ひとつの国家であったエリュシオンが民族ごとに分裂することになった。
アイトーリア、サンシード、メラネシアの各地域の境界線が事実上の国境となり、互いの侵略を恐れて疑心暗鬼となっていた。
偽の情報がばらまかれ、ほんの些細な出来事で全面戦争を誘発する状態であったのだ。その影で暗躍していたのは、ホワイトが率いる「ヌース」という秘密結社であった。
ようやく7人の剣の守り手を集めたソラとティーグレたちは、地底民族であるラ・ルーの招待を受けて地底の世界を訪問する。
そして第5の予言の最後の封印が解除され、予言を成就するための命題とガイアの救世主が明かされることになった。それは、ソラとティーグレを究極の葛藤へと導くものだったのである。さらに仲間に裏切り者がいることが判明する。
ソラは自分に課せられた運命とティーグレに対するゼロの愛に絶望して、エリュシオンでの活動を放棄しようとする。しかし運命はソラがエリュシオンから離れることを許さなかった。
なぜなら、エリュシオンを全面戦争に引き込んで世界を恐怖で支配しようとする、ホワイトの具体的な計画が明らかとなったからである。絶望的なエリュシオンの未来を知り、ソラは目を背けることができなかった。
Xデーが近づくなか、ソラとティーグレたちは敵部隊の懐に侵入する。それに呼応するかのように、闇の陰謀に立ち向かうべく連邦軍や公安警察の勇士も立ち上がった。
しかし、ソラたちの計画は敵の知るところとなった。窮地に状追いつめられたソラたちは、第2部の最後で恐るべき結末を迎えることになる……。
明かされた第5の予言の全貌とは?
ガイアの救世主とは誰なのか?
裏切り者の正体は?
ソラが手にした第2の鍵とは?
ホワイトが計画した恐るべき陰謀とは?
これらが第2部を通じて明らかにされていく。そして恐るべき結末を迎えた第2部の暗闇が、第3部に繋がる新しい展開をもたらすことになる。
※Amazonより引用
ゼロの物語Ⅱ~7本の剣の守り手~ (ゼロの物語三部作)高羽 そら (2013/9/26)
Kindle本 ¥ 99 Kindle版(評価)